Lv10 <彼らの後方支援> 遠く世界では、貧困に喘いでいる人達がいる おなか一杯食べる事が夢 大人になるまで生きる事が夢 夢・・・見てるか? 俺 バングラディッシュ ゴミ山で売れるものを探し、裸足で歩く少女 ガラスで足を切り 味方であるべき人に襲われ…
Lv9 <命のトップランナー> 大陸が、肺に見える 魚の親子が寄り添うようにして、イメージの海を漂う そんな幻覚と共に俺は生きている・・・ ワニがヌーを食べたら、酷い奴だと思うのか? シマウマを襲えば、悪い奴に見えてしまうのか? それは人間の思い違…
Lv8 「音楽の力を忘れないで」 すれ違った人や、同じ空間にいる人の想いが伝わる事がある それは音楽のように流れ込んで、まるで自分の想念のように振る舞う 今日の俺は何かが違う 断捨離したはずものが心に舞い戻る この想いはきっと、あの人のもの・・・ …
Lv7 [通り過ぎてしまった夏] 後編 「君は歩いて行ける」 ここで、少し話が遡る 22歳の夏、人生で初めての受験勉強を始めた俺は 苦手だったアルバイトも出来るようになっていた 鎖から解き放たれた様な自由な世界 譲れない想いが、こんなにも人を変えるのか…
「カズ、シドニー行くんだ・・・」 「長い間、燻(くすぶ)っていたもんな」 「いいなぁ、新しい世界・・・いいなぁ」 2005年 ヴィッセル神戸で出番を無くしたカズは、南国シドニーFCに移籍した 当時ニートだった俺は、1999年クロアチアザグレブ以来…
年の瀬 何故か、無性にチキンラーメンを食べたくなった俺は 年越しそばの代わりに、年越しチキンラーメンを食べる事にした・・・ Lv5 [チキンラーメ、ん? わたしの推しは原貫太でっす] 君は知っているかい? この世界には飢餓に苦しんでいる人達が アフリカ…
Lv4 [1988の灯] 後編 「人の生きる道」 あれから23年の月日が流れた あの頃の友人達は親になり、家族の為に今を生きている事だろう 一方の俺は相変わらずの独り身で、ブロガーなんて夢見てる 時代は変わり、それぞれが流されて遠くここまでやってきた …